2023年のライブ・エンタテインメント市場規模は、コロナ禍前の水準を超え、対前年増減率21.3%増の6,857億円(対2019年増減率8.9%増)となり、過去最高を更新しました。ただし、この回復はエリアや規模に偏りが見られる局所的なもので、首都圏を中心とした大規模会場の増加やチケット単価の上昇が市場の伸びを後押しした点が特徴的です。
2023年5月には新型コロナウイルスの感染症法における位置づけが5類に移行し、人流が活発化しました。これにより、音楽ジャンルでは対前年増減率20.6%増の4,757億円、ステージジャンルでは同23.1%増の2,099億円と、いずれもコロナ禍前の2019年の市場規模を超えています。また、動員1人当たりのチケット単価は2019年の7,600円から2023年には8,603円に上昇し、単価上昇の傾向も続いています。
*ライブ・エンタテインメント市場規模=音楽コンサートとステージでのパフォーマンスイベントの推計チケット販売額合計と定義。
日本のライブ産業の統計調査
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※本調査は、ライブ・エンタテインメント調査委員会の委託を受け、ぴあ株式会社ぴあ総研が調査を実施いたしました。