2020年から続くコロナ禍も3年目に突入し、感染拡大と経済活動の両立が進むなか、2022年のライブ・エンタテインメント市場規模は5,652億円となりました。過去最高となったコロナ禍前の2019年市場規模の約9割まで回復しました。
2021年まではイベント開催における様々な制限が続きましたが、2022年に入ると、前年末から続いていた外国人の新規入国制限が段階的に緩和され、音楽・ステージともに来日公演の開催が本格的に再開しました。また、「声出しなし」等の条件のもとでスタジアムやドーム、アリーナなどの大規模会場でも収容率100%での公演開催が可能となり、5千人規模以上の大規模会場での音楽コンサート公演が増加しました。
ジャンル別にみると、音楽は対前年増減率155.1%増の3,946億円、ステージは同11.9%増の1,705億円となりました。2021年まではステージが音楽をやや先行するかたちで市場の回復が進んでいましたが、2022年は大規模公演の増加により音楽市場も急速に回復に向かいました。
*ライブ・エンタテインメント市場規模=音楽コンサートとステージでのパフォーマンスイベントのチケット推計販売額合計と定義。
日本のライブ産業の統計調査
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※本調査は、ライブ・エンタテインメント調査委員会の委託を受け、ぴあ株式会社ぴあ総研が調査を実施いたしました。